筒井康隆作品の夢

筒井作品を読んでいると、登場人物が話しかけてきた。

 
「あなた。さっきから筒井作品を読んでるつもりになってますけど、これは夢ですよ」

「あっ。たしかに夢ですね。でも、読むのやめたら眼が醒めてしまいそうです」

「読むだけ疲れますから、いっそ眼が醒めた方がいいのでは」

「でも、起きたらどうせ筒井作品を読まなきゃならないんで、同じことですからこのまま読んでます」

「いやいや。だから、これあなたの創作ですって」

「ファンとしては、ぼくの書いた筒井作品もチェックしておきたいものなんですよ」

「そうですか。言ってる意味がわかりませんが、それならお好きになさい」

東海道戦争』筒井康隆

語り手の「おれ」が「ドラマ(映像)化出来ない良さが小説にはあるというのに、今の作家は全員半分テレビ局の方を見て仕事している」と批判しているけど、これほど映画的・演劇的な作品を書く人が主人公にそう言わせているのが面白い。

 

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「シカゴ7裁判」

似た感じの映画あったなあと思ったんですが、ばらばらの生徒、それをまとめる先生、終盤のある事件、ラストシーン、体制側の彼も最後には…など、考えれば考えるほど「今を生きる」に似ていますね。

 


【インタビュー】Netflix「シカゴ7裁判」アーロン・ソーキン監督

派遣

60万で40万は抜きすぎだと思うし、それって派遣業というより手配師でしょ。
 
でも、自分は雇われる側にも関わらず「それくらい当然」という人も多くて、今の若い方は、生まれたときから、組合や法律が労働者を守るという世界には生きていないのだなあと思いました。そういう社会を当然のこととして生きている。